業務効率化してますか?
稼働の平準化してますか?
会社勤めをしている方であれば一度は聞いたことがあるかもしれません。
業務効率化とは?
仕事を効率化して早く帰ることです
稼働の平準化とは?
チームで仕事をしたりするときに、チームのメンバーごとに働いている時間(稼働)が同じぐらいにすることです。一人だけ残業が多かったり、一人だけ早く帰れたりしていると平準化されていません。
なんでV.Sなの?
よくあるのがこういうパターン。
みんなが7.5時間で終わる仕事を持っているとします。
ある日「業務をもっと効率化しろ!」と上司に言われたり、自分から「もっと早く終わらせよ!」と思って、仕事の一部を自動化したり社内調整をしたりして仕事を5時間で終わらせたとしましょう。
すると、その人は5時間で仕事が終わりますので2.5時間早く帰れるようになります。(実際はその限りではないですが)
一週間後…
周りの人が7.5時間で終わるところを5時間で終わる人は、みんながまだ仕事をしているにもかかわらずはやく帰ります。早く帰りたい他の人は「なんであいつだけ早く帰ってるんだ」という気持ちになり、上司も稼働時間をみんな同じぐらいにしようと動き出します。
一人だけが早く帰れていたり、一人だけが多残業だったりすると稼働を平準化することでみんなが早く帰れるようにするわけです。
問題点はどこにあるのか?
ここで面白くないのは仕事を圧縮して早く帰れるようになった人です。自分の仕事を効率的にしたら他の人の仕事を手伝う羽目になるわけです。
ん…? これってどうなの…?
現実はそう簡単な問題ではなくて、ほとんどのケースにおいて一人一人がもっている仕事が異なりますし、終わるまでに何時間かかるかが算出できない物が多いです。しかし、進め方によっては成績もいいのに早く帰る効率の良い人がいる傍ら、その逆の人もでてきます。
上司はこう見る
どうしても上長や上の人は、たくさんの部下を残業時間や売り上げなどの数値的なデータで比較して判断をする部分がありますので、並べたときに突出していたり凹んだりしていれば目につくでしょう。すると凸凹より横並び一線をよしとするので先ほどのようなことが発生します。
効率化した人は負けなのか?
まず、勝ち負けにかかわらず個人的な感想ですが効率化はすすめたほうが絶対よいです。あなたのスキルや時間に対する考え方が磨かれるでしょう。
さて勝ち負けでいうと、ただ単に早く帰って目をつけられると不要なタスクが増えるので負けです。(早く帰りたい時は帰っていいと思いますが)
どうしても仕事はチームプレイになります。部署やメンバーが効率化した人は早く帰るべきという考えが浸透していないようであれば、自分が本当は正しくてもチームメンバーの信頼はかちえません。長期的に見ればチームメンバーとの対立を産む可能性すらあります。(要するに上手く立ち回れないと負け)
私が勝ちだと思うのは浮いた時間をいかに他の何かにつなげられる活動をするかということです。
効率化して勝ちを手に入れよう
浮いた時間でこれらのことはできないでしょうか。
- 自己学習をする
- 今の仕事をもっと効率化する
- 別のことに挑戦してみる
- チームメンバーや同僚と雑談をしてみる
経験上意外と仕事をきっちりとこなしていれば何も言われないものです。ですので、この時間を次の仕事をさらに短くするための布石につかってみたり、職場の同僚との親密度をあげて根回しをしておくとか、自分の仕事に関連しない自己学習にあてるのです。職場という場所の制約を受けてしまうのは仕方ないですが、できることは結構あるはずです。
サボってるって思われない?
稼働時間の平準化は就業時間の差を見て判定していますので、その中身まではチェックされません。というかチェックされるぐらい厳しいなら効率化していることが評価されてしかるべきです。
まとめ
ということで、業務効率化と稼働平準化は対立する概念のようですが、個人的には考え方を変えて見ることで対立することもなくうまく折衷的にいけるもんだと認識しています。
しかし、よく見かける記事では「効率化すると余計に仕事を押し付けられる」という意見をよく聞きます。
大事なのは「効率化した先に浮いた時間で何をしてどうたち振る舞うかまでも視野に入れて考えること」だと思います!
上手く立ち回りましょう。