実際に遭遇したマネジメントに関する問題について考えてみる。
起こったこと
- 別チームへのアウトプット受け渡しがぐたぐたになり、迷惑をかけた
- アウトプットの品質が悪かった
課題の詳細
- 自分がリーダー(兼スクラムマスター)を務めるチームで手順書を作成した
- 別チームは手順書を受け取って作業を進める
- とある問題がおこり受け渡し済みの手順書に修正が入った
- メンバーに修正・共有をするように指示を出したが、手順書の一部に不備があり受け渡し後に別チームに迷惑をかけた
まとめると別チームと連携して進める仕事でチーム間の連携に不備があった。
具体的な問題点
- メンバーが別チームとうまく連携を取らなかった
- なぜ?>自チームで仕事をするような気持ちで他チームとも仕事をしており、コミュニケーションが不足していた
- リーダー(自分)がメンバーを監督しきれなかった
- なぜ?>自分の知らない分野であったこと、メンバーがチーム内ではうまく仕事をしていたので大丈夫だと思ったこと
- なぜ?>稼働の高さから、まかせられるところは任せた方が良いと思っていたから
気付き
- チームでの仕事はチームの中でカバーしあって仕事を進めるので個々人の品質はまばら。(個人に迷惑をかけて良いわけではないがスキルレベルに依存するので)一方で、チーム間の仕事はチームとして一定の品質を出す必要がある。
- 「客先に対するアウトプットの品質は高めねば!」という思いは仕事をすればほとんどの人が理解できるし実践もしているが、「同じ会社の別チーム」に対して同じ気持ちになりづらい・なっていない人が一定数いること
- メンバーが仮に上記のようなモチベーションだった場合でも、チームとしてどのように品質を一定に保つのかを考える必要がある(スクラムの場合/リーダーがいるならリーダーの仕事)
改善策
- 自分がすべてをチェックするというのは最終手段。理想は自分を経由しなくても問題ないように育成、指導する。
- まずはチーム内での仕事の如何にかかわらず、チーム間・客相手の仕事を一緒に進めて相手のレベル感を確認すること
- ※チーム内でできていても、それ以外でできるとは限らない(今回の学び)
- レベル感がわかったらそれに合わせて指導、何回か繰り返す or 任せてしまうにスイッチする
- ※ただし重要度や、定期監査の意味をこめてたまにチェックする
- スクラムの場合は、これらの課題をチームとしてどう解消するのかチームに話し合ってもらう。