この記事では以下は行いません。
- アフィリエイトへの誘導
- 広告への誘導
想定読者
「まー話聞きに行こうかあ」という程度ではなく転職する!!という意思を持った人をターゲットにします。
転職活動の流れ
- 転職を考える/することを決める/転職の軸を決める
- 転職活動に関する情報収集
- エージェントを使う
- 転職ドラフトやWantedlyなどで企業と直接やり取りする
- リファラル(知り合い経由)で話を聞く
- 履歴書/職務経歴書を書く
- 履歴書/職務経歴書を送る or ネットで公開してオファーをもらう
- 面接をする(カジュアル/n次/最終)
- 内定をもらう
- オファー面談をする(金額や階級、働き方、時期を交渉)
- オファーを承諾する
- 自社に退職を申し入れる
- 退職する
- 転職する
人によって苦労するところは異なると思いますが、兎にも角にも転職の流れや全体感をきちんと把握しましょう。すべての工程で早くても1ヶ月、遅いと半年ぐらいかかります。
はじめに
上記の流れをなんとなく理解した状態で情報を集めはじめましょう。しかしGoogle検索で転職に関する良い情報を集める行為は不可能です。
というのもGoogle検索の上位にはSEO対策をされたアフィリエイト収入目的の記事が大量に存在し、個人のブログや、役に立ちそうな記事はよほど検索ワードを限定しないとヒットしません。なおかつITエンジニアの転職情報は未経験からエンジニアにという記事も混ざってくるため非常に残念なことになっています。
そんななかで以下の事柄について情報をまとめておきます。備忘録的な意味も兼ねて。
- どのように確度の高い情報を集めたのか?
- どのように転職活動を行なったのか?
- 何を考えたのか?
転職情報の集め方
こちらは転職市場の状態や、自分自身の価値も知らない丸々太った子羊です。まずその状態を脱する必要があります。
まずできることはこれでしょう。
- 転職に詳しい人に聞く/ 教えてもらう
- 自分で情報を集める
1はITエンジニアに強い転職エージェントにとりあえず登録して、転職業界の今の状態を聞くといいです。
私はFindyを使って情報を集め、ついでにレバテックも補完する形で使いました。(特に誘導するつもりないので、ITエンジニアに強いよって言われてるならどこでもいいと思います)
2はYouTubeを見ることです。
フリーの転職エージェントや、その類の会社がYouTubeチャンネルを運営しているのですが、彼らはより正しい情報や業界の悪しき慣習を語ることによってチャネルや自分自身の価値をあげる傾向にあります。そのため転職エージェントが本来は言いたくない情報を詳かにし、彼ら自身の信用度をあげています。
われわれにとってはそれこそが知りたい情報なので、彼らに最終的に頼むかどうかは別として真実や真実に近いだろうという話を取り入れることができます。
特にこの方(個人で転職の会社を経営されている)のチャネルは有益な情報が多いと感じました。
1円も払わずに、この方の長いエージェントキャリアから来る情報を無料で聞けたのは非常にありがたかったですね。
検索すべきキーワード
- 転職 軸
- 転職 失敗
- 最終面接 転職
そのほかにも「複数内定 転職 決め方」とか「○○業界 転職」とか気になるワードをYouTubeで検索すると2021年は質の高い情報が結構出てくるので、Google検索よりもこっちを使う方がおすすめです。動画はなかなか動線が作りづらいので適当な記事を書くよりアフィリエイターが少ないですね。感覚的に。
転職の軸を決める
まずは転職の軸を決めましょう。
自分は内定がでたあとも軸に悩んでいたのですが、理想は転職活動前にビシっとかたまることです。とはいっても、いろんな人との面接を通じて「あ!自分ってこんなこと大事に考えていたんだ!」と思うこともあると思うので、だんだん見出していくというのもありかなと思っています。
ただしこの作戦は最終的にゲットする内定の数を多くしたり、いろんなことに挑戦がしやすい会社の内定をもっておきうまく仕事内容をスライドできるようなケースでのみ使えるやり方になるので、基本的には最初に決めきるのが良いでしょう。
転職の軸の決め方ですが「今後やっていきたいこと」を考えつつ、「いままで会社から享受してきた中でうち譲れないもの」についても整理する必要があるでしょう。
例えばプチ贅沢をすることがいままで実は大事だったなら給与は下げられないですし、定期的に仕事が変わるのがよかったなーと思えば、そういった進め方ができる会社になると思います。
企業情報の集め方
まず整理しますが、企業情報を集めるのは以下の目的のためです
- 自分がこの会社にいくべき or 行きたいか?のジャッジのため
- 志望動機を練るため
- 自分の優秀さを面接の場で見せるため
1は簡単です。転職の軸を満たすかどうかを調べます。ただしネットの情報では限界があるので、カジュアル面談や選考の中で確認しましょう。またエージェントや転職サイトなどの情報にあたるのも良いです。
2は「なぜ自分がその会社に興味を持ち、入りたいと思っているのか?」を文化・仕事内容・働き方などから企業に説明をするためです。
相手の視点に立ってください。新しく入ってくれる人が自分の会社に長いこといてくれるか?とかカルチャーマッチするかって大事ですよね?ここでは「私はそれを満たしていますよ?」と説明するときに使うのです。
3はそのままの意味です。面接は面接官とのコミュニケーションを通じて自分が相手の会社にとって素晴らしい人材であることを示す場です。
Aというスキルを持っていますとか、前の会社でxx億円の売り上げを上げました。といったものではなく(そういったものを重視するところもありますが)、自社に欠けているものを持っている人・自社にとってメリットが高い人などを探す場です。
そしてそれは、こちらが面接全体をどう組み立てていくのかによって優秀さをアピールすることができます。そのためには相手の会社のことをよく知っている必要がありますよね。ここでいうよく知っているというのは具体的な数値を覚えるとか社長の名前を覚えるというものではなく
- 事業内容
- 直近の売上、利益、儲け方
- チャレンジの方向性
などです。この辺りは会社のホームページや有価証券報告書などをみましょう。また有名な会社ならYouTubeでそれっぽい人が説明してくれる動画などもありますので、そういうのを有効活用しましょう。
また、最近ではTwitterやYouTube、TikTokなどで情報を公開している会社も多いので、それらにも目を通しそれとなく会話に混ぜることで、相手に自分がいろいろと会社のことを調べてくれてるんだな=好意を持ってくれてるんだなと言うことをアピールすることもできます。
私の転職活動の流れ
あくまで1個人のやり方なので正解でもなく、一例です。
だいぶうまくいった方なので話半分で読んでください。
- 3月
- 転職する意思を固める
- 職務経歴書と履歴書を用意する
- Wantedly / 転職ドラフト / Findy に登録
- Findyの方と話をして情報を集める
- レバテック / マイナビ / doda に登録
- レバテック とマイナビのエージェントに会って情報を集める
- dodaのメールが多すぎて解約
- 紹介される案件が被りすぎたのでマイナビを解約
- Wantedly / 転職ドラフト / Findy 経由の会社とカジュアル面談をする
- 声をかけていただいた会社は100社〜
- 合計30社ぐらいと面談する
- 書類選考では1社も弾かれなかった(そもそも向こうから声かけてくれたのでほぼ書類送ってない)
- 4月
- Webテスト/コーディングテストを受ける(これも落ちなかった)
- 面談を受けはじめる。
- アーキテクチャや設計/トラブルシュートの課題などでる
- 20社受けて、19社1次面談通過する
- 1社スキルアンマッチで落ちる
- 12社を途中辞退する(やりたいことと合わない/雰囲気合わないなど)
- 内定がではじめるが、選考が続いていたので内定保留をお願いする
- 5月
- 面接した7社全てから内定をいただく
- オファー面談をして条件を聞き、社員に合わせてもらい文化を知る
- 迷う迷う迷う迷う迷う迷う迷う迷う悩む悩む悩む悩む悩む
- 志望先に内定承諾をする
さいごに
転職活動は長く、かつ面倒で、いろいろと心が揺さぶられると思います。なので、一喜一憂してもいいのですがどこかに気を紛れさせられる場所をきちんと用意して臨むのが良いかなと思います。最終的には自社に残るという選択肢もあるわけですしね。
この記事が誰かの役に立ちますように。