こんばんは、ぎんです。
今日もやっていきます。
なお使用している参考書はこちらです。
みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2016-2017年
- 作者: 滝澤ななみ
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2016/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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02 ライフプランニングの手法
ライフイベントと3つの資金
ライフプランを決めるにあたりとても大きなイベント(結婚・出産・退職など)をライフイベントといいます。
ライフプランを決める際にはこれらのイベントをどうやって乗り越えるのか(お金を用意するのか)を考えなければなりません。
- 3大必要資金
- 教育資金
- 住宅取得資金
- 老後資金
ライフプランの立て方
ライフプランを立てるには、顧客の現在の状況や目標を聞く必要があります。
しかしただ闇雲に聞いても効果は薄いので、便利なフォーマットを使いましょう。
実際に使うツールはこちら
- ライフイベント表
- 将来のライフイベントとそれに必要な資金を時系列にまとめた表
- キャッシュフロー表
- 将来の収支と貯蓄をまとめた表
- 個人バランスシート
- あるタイミング(タイミングは任意)の資産と負債を一覧化した表
注意:
キャッシュフロー表の収入欄は年収ではなく可処分所得を記載します。
可処分所得:年収ー(社会保険料+所得税+住民税)
03 ライフプラン策定上の資金計画
ライフプランを決めるにあたり、大きなイベント(ライフイベント)があると話しました。
- 3大必要資金
- 教育資金
- 住宅取得資金
- 老後資金
この項ではそれぞれ具体的にどうやって準備するのかを見ていきます。
教育資金
主に3つの方法があります
- 積み立てる
- こども保険(学資保険)
- 借りる
- 教育ローン
- 日本学生支援機構の奨学金制度
名前 | ポイント |
---|---|
こども保険(学資保険) | 一般の生命保険/損害保険会社が運営 貯蓄機能がある 保障機能(親が死亡したら満期まで払っていなくてもサポートされる) |
教育ローン | 公的/民間ローンがある 教育一般貸付など |
奨学金 | 日本学生支援機構など |
お金を借りるという意味で教育ローンと奨学金は似ていますが、利率や貸与方法などが異なります。
住宅取得資金
住宅を購入する場合、多くの方は銀行などでローンを組むでしょう。この時知っておく必要があるのは住宅ローンの融資限度額は物件価格の8割以下ということです。
※2割は自分で準備する!
これに諸経費が1割かかるとすると、3割を準備しないといけません。
準備する方法
財形住宅貯蓄があります。
財形住宅貯蓄は550万円に達するまで利息に税金がかかりませんので、通常の運用よりお得です。
住宅ローンの金利の種類について
住宅ローンをする場合は、銀行や借入先に利子を払う必要があります。
一口に利子といっても大きく分けて3種類のタイプがあります。
- 固定金利型(ローン申込み時の金利が返済終了まで変わらないこと)
- 変動金利型(市場の金利の変動に応じて金利が変わる)
- 固定金利選択型(はじめのうちは固定金利で、それが終わったら固定か変動かが選べる。固定期間が長いほど金利は高くなる)
大きな買い物をする時につきまとうこの金利の違いですが、いずれのパターンを選ぶかは購入する物件の価格と金利を照らし合わせどこに損益分岐点があるのかを確認しましょう。
住宅ローンの返済方法
単純にお金を返すだけではないんです!
返し方によって返す額が変わる可能性があります。
- 元利均等返済
- 元金均等返済
名前 | 返し方 | 特徴 |
---|---|---|
元利均等返済 | 毎回の返済額が同じ返済方法 | 最初は利息部分が大きいですが、返済期間が経過すると元金部分が増えます |
元金均等返済 | 毎回の返済額のうち元金部分が一定となる返済方法 | 返済が進むとローン残高が減ります |
この二つの返済方法を比べると、返済額の合計は元利金等返済の方が大きくなります。(払えるなら元金均等返済の方がお得です)
ただし、安直に安いからと選ぶのは止めましょう。あなたのライフプランや他のライフイベント(同居とか引っ越しとか子供とか)によって、いつお金をし払えるかは変わります。元利均等返済でも繰り上げて返済することで差を少なくすることもできますので検討しましょう。
住宅ローンの種類
主に二つあります
- 財形住宅融資(財形貯蓄をしている場合に使える公的ローン)
- フラット35(長期固定金利型の住宅ローン)
住宅ローンの繰り上げ返済
繰り上げ方にも2種類あります。
- 返済期間短縮型(直近の返金額を先払いし利息が付くことを回避する)
- 返済額軽減型(借り入れた金額を全期間に渡って減額する)
老後資金
老後の生活設計をリタイアメントプランニングといいます。
老後の主な資金は「退職金、年金、貯蓄」です。リタイアメントプランニングではこれらの収入と支出を見積もって、お金が不足するようであればそれを準備する方法を考えていきます。
老後に必要なお金の算出方法
- 夫婦とも健在の場合(月額):退職前の生活費×0.7
- 夫のみor妻のみ(月額):退職前の生活費×0.5